2012年6月24日日曜日

菖蒲まつり

  佐倉で6月に開催されるイベントに、菖蒲まつりがあります。以前に書いた市営菖蒲園跡の碑の所で少し触れていますが、佐倉城址公園に設営された菖蒲田では、平成13(2001)年から地元の商店会の方々が主体となって菖蒲まつりが開催されています。
 模擬店や野点(のだて)、琴の演奏が行われるほか、ボランティアの方が城址公園のガイドもしてくれます。
 写真は、まつりを開催するようになってから5年目の平成18(2006)年の会場入り口です。地元の商店会が主催ですから、予算も厳しい中で、集客するために工夫をされたのでしょう。
 その頃に比べて、今では来場者もずいぶん増えていると思うのですが、そうすると、まつりの開催期間が2日間だけというのは、短すぎるように思います。
  ところで、今年の会場で私が購入したミニトマトは、とても甘味の強いもので、家族にも大好評でした。来年も買えることを期待しています。

2012年6月17日日曜日

結婚式場

 欧米では、6月に結婚する花嫁は幸せになれるという言い伝えがあるそうです。日本では梅雨時なので、結婚式を挙げるには適さないような気もしますけどね。
 さて、結婚式と聞いて思い出す場所に「農協会館」があります。
 写真は現在のJAいんばの本所兼中央支所ですが、この建物は、もとは佐倉市農業協同組合の本部であり、3階部分は結婚式場でした。線路側の壁には白字に赤く結婚式場の看板がかかっていたことを記憶しています。
 なにしろ、私の友人が2人も、ここで結婚式をあげているのですから、忘れようもありません。
 この農協会館が竣工したのは昭和47(1972)年6月のことでした。
 ところで、結婚式での巫女さんは、農協の職員だったということを最近知りまして、ちょっと有難みが薄れてしまったような気がしています。

2012年6月10日日曜日

塚本美術館

 佐倉市で美術館といえば、DIC川村記念美術館、佐倉市立美術館が知られていますが、もう一つ、知る人ぞ知る私設美術館があります。
  裏新町を歩いていると白く長~い壁の邸宅があることに気がつきます。この家は佐倉市出身の実業家、塚本氏の邸宅です。その一角に塚本美術館があります。塚本氏については存じあげませんが、この美術館は、日本刀専門の美術館で、収蔵品の刀身400振、刀装具250点は、塚本素山(そざん)氏の個人コレクションということです。
 この美術館は、昭和58(1983)年6月14日に一般公開が始まったということですが、館内の御挨拶を見ると昭和43(1968)年9月1日とあります。実は、佐倉で開設する以前に、千葉市で開設していたということで、さらにその前には、昭和40(1965)年に東京の銀座で開設されたという話を聞きました。
 館内で日本刀の展示を見ていると心が落ち着いてくるような気がして、再度見たいと思うのですが、土日は休館日なので、なかなか訪問できません。ちなみに入館料は無料です。塚本美術館へは、京成佐倉駅南口から坂を上がって徒歩10分くらいです。

2012年6月3日日曜日

ダイヤモンドよ永遠に

  光あるところには陰もあるもので、脚光を浴び始めたバラ園に隠れて、ひっそりと草ぶえの丘から退場していったものがあります。
  写真はカーブド・スペース・システムの残映です。
  この4次元怪獣のようなものは、アメリカで生まれた(考案された)遊具でした。学童農園佐倉草ぶえの丘が開園してから4年目、昭和58(1983)年の春に設置されたと記憶しています。
  人間を原子のサイズに置き換えた場合に、ダイヤモンドの結晶のサイズに造られているということで、遊具はダイヤモンドの結晶の8億倍の大きさだという説明でした。
  透明樹脂製のトンネルが連結して、中を上ったり下りたりして遊ぶことができました。
 経年劣化のためでしょうか、数年前から使用禁止になっていましたが、今春とうとう撤去されてしまいました。昭和時代の未来志向的な造形がまた一つ消えてしまい、残念です。