2014年8月3日日曜日

消された記憶

前回、国立歴史民俗博物館附属の「暮らしの植物苑」で、サクラオグルマを栽培して展示をしていることを紹介したところですが、久し振りに「暮らしの植物苑」を訪れますと、写真の看板が見当たりません。私の記憶違いで他の場所だったのかと思い、苑内をあちらこちら探したのですが、見つけられません。職員らしき方にサクラオグルマの展示場所についてお聞きしますと、違う花をサクラオグルマとして紹介していた疑いがあるので、看板は外してしまったということでしたが、花そのものは、以前の場所で今も生育しているということでした。
 そこで、もう一度記憶していた場所に行ってみますと、既に花期を過ぎてしまってはいたものの、見覚えのある黄色い可愛らしい花がいくつか咲き残っていました。
 サクラオグルマとは違う花と言われて、そういう目で見ると、確かに立派すぎるというか、逞しい感じがしてきました。
 是非、もう一度サクラオグルマの展示を復活していただきたいと思います。看板と一緒に人々の記憶からもサクラオグルマを消さないでほしいと願っています。