2012年2月26日日曜日

Go! west.

  先日、NHKの大河ドラマを見ておりましたところ、北面の武士の一人で、歌に秀でた武士として佐藤義清(のりきよ)という人物が登場し、後の西行という説明でした。
 その名前を聞いて、思い出したのは和田地区下勝田にある「勝間田の池」です。
 伝説では、西行法師がこの地を訪れ、昼飯を食べようとした時に、村人に箸を借りようとしましたが、「お貸しする箸はありません。後ろの葦でも折って箸にしなさい。」と言われ、仕方なく葦を折って箸にしました。そして、食べ終わった時に「水なしと聞々てふりにし勝間田の 池あらたむるさみだれのころ」と詠んで、箸をそこに刺して立ち去りました。その後、その葦から根が出て二股の葦が生え、やがて生い茂るほどになったということです。
 ところで、西行法師は23歳の若さで出家をしたそうですが、その理由は謎のようです。ドラマではその辺をどのように展開するのか楽しみです。
 ちなみに西行法師が亡くなったのは、文治6(1190)年2月16日のことで72歳くらいだったようです。
  ところで、写真の勝間田の池に中程にある社は、厳島神社ということです。何だか平清盛との因縁を感じますね。

追伸 佐藤義清役の藤木直人さんは、佐倉出身の方ですけど、こんな逸話をご存知でしょうかねぇ。

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2012年2月19日日曜日

咳の神様

 インフルエンザの流行はどうやら峠を越えたらしいですね。この季節は、インフルエンザや風邪などが原因で咳が長引くことがありますが、咳が止まらず夜も眠れない時は、神頼みをしたくもなります。
  佐倉市内にも咳の神様がいくつかありますが、有名なのは臼井田の「阿辰(阿多津)おたつ様」でしょうか。 
 言い伝えでは、戦国時代、臼井城主が亡くなり、後見人の叔父は、若君を殺して自分が城主になろうと企てます。これを知った乳母の「おたつ」は、若君を逃がしたかわりに自分が追われ、印旛沼の葦原に隠れますが、咳をしたために捕らえられ殺されてしまいます。これを哀れんだ村人が建てた祠に、お茶や麦こがしを供えてお祈りすると、咳を止めてくれるということです。
 私にこの話を教えてくれた女性の面影が、けなげな「おたつ様」に重なって、忘れられない話になりました。
 写真は「おたつ様」の碑です。この碑は、斜めに倒れた形で支えられています。これは、かつての洪水で倒れてしまったそうで、洪水の記憶も忘れないために斜めのままにしているそうです。
  ちなみに、碑の隣には祠とお墓が建てられています。

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2012年2月12日日曜日

さくらまんじゅう

 蔵六餅で有名な、新町通りの木村屋さんには、他にもおいしい和菓子があります。私の好きな「さくらまんじゅう」もその一つです。
 しっとりした薄皮の中に入っている桜色の餡には、塩漬けの桜の葉を細かく刻んで練り込んであるそうで、桜餅をまるごと餡にしたような味がします。
  この「さくらまんじゅう」は季節限定商品で、毎年1月15日から4月までしか販売されず、その上バラ売りもしていないので、心して買わないといけません。
  ところで、この「さくらまんじゅう」が大量にプレゼントされた事がありました。
  平成21(2009)年2月14日の夜、街の見どころや食べ処など、ベスト30を紹介するテレビ東京の番組に佐倉が取り上げられた時、木村屋さんはベスト8に選ばれました。
 その際、番組を見た人に「さくらまんじゅう」を2個プレゼントすると発表されました。
 写真は、翌日朝からおまんじゅう目当てに沢山の人が行列している模様です。木村屋さんでは、この日のために「さくらまんじゅう」2000個を用意したそうですが、果たして、足りたのでしょうか。

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2012年2月5日日曜日

節分

 2月3日には、日本全国で節分祭が行われます。我が家でも、家族全員で豆まきをするのが恒例でしたが、子供が社会人になり、帰宅時間が遅くなったりして、家族揃って豆まきをすることが難しくなりつつあります。
 さて、近在では成田山新勝寺の豆まきが、いつもニュースになりますが、佐倉でも、いくつかの社寺で節分祭が行われています。
 写真は、佐倉幼稚園の脇にある鏑木の麻賀多神社で、2月3日の夕刻から行われる豆まきの状況を写したものです。社殿の前に組んだ特設舞台の上から、福豆やら日用品やら、いろいろな物をまいてくれます。 
 節分は、お正月の初詣と違って、当日限りで、パーっとまいたらお終いの潔い行事ですから、その日に都合や具合が悪かったりすると、参加できなくなってしまいます。スケジュールと体調管理が大変重要ですね。

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