2012年6月3日日曜日

ダイヤモンドよ永遠に

  光あるところには陰もあるもので、脚光を浴び始めたバラ園に隠れて、ひっそりと草ぶえの丘から退場していったものがあります。
  写真はカーブド・スペース・システムの残映です。
  この4次元怪獣のようなものは、アメリカで生まれた(考案された)遊具でした。学童農園佐倉草ぶえの丘が開園してから4年目、昭和58(1983)年の春に設置されたと記憶しています。
  人間を原子のサイズに置き換えた場合に、ダイヤモンドの結晶のサイズに造られているということで、遊具はダイヤモンドの結晶の8億倍の大きさだという説明でした。
  透明樹脂製のトンネルが連結して、中を上ったり下りたりして遊ぶことができました。
 経年劣化のためでしょうか、数年前から使用禁止になっていましたが、今春とうとう撤去されてしまいました。昭和時代の未来志向的な造形がまた一つ消えてしまい、残念です。