2013年6月30日日曜日

冨士は三国一の山

 明日7月1日は富士山の山開きだそうで、世界文化遺産に登録されてから初めての御来光を見に沢山の人出が見込まれるとテレビのアナウンサーが話していました。
 日本人は昔から富士山が大好きで、信仰の対象としてきたということです。富士山の信仰というと浅間神社が有名ですね。佐倉市内でも小高い所には浅間様がお祭りされています。でも、近所の浅間様にお参りするより、やっぱり富士山本体にお参りしたいということで、江戸時代に流行したのが「富士講」だそうです。みんなでお金を積み立てて、代表者が麓から山頂まで命がけで登山して、ご利益を頂いたそうです。
 写真は、臼井城址公園の側にある富士講の碑です。臼井からも代表者がみんなのご利益を願って、長い道中を歩いていったことでしょう。
 ところで、石碑の上部に2つの円形が描かれていますね。私は桃の実だと思っていましたが、太陽と月なんだそうです。そういえば、左側の円には欠けた所が見えますね。
 

2013年6月23日日曜日

ストリート・オルガン

 佐倉市民音楽ホールには3台のオランダ製ストリートオルガンがあります。
 一番初めのオルガンは、「サクラ」という名前です。これは佐倉市がオランダのオルガン技師ヴェーニンゲン氏に製作を発注したものだそうで、昭和63(1988)年6月19日にお披露目されました。最初は本体だけでしたが、今では台車付きで、市内のあちらこちらで開催されるイベントに出没しています。
 他の2台は、平成元(1989)年に相次いで寄贈、購入により市民音楽ホールにやって来ましたが、いずれのオルガンもオランダからはるばる海を渡ってきたものです。
  ところで、ストリートオルガンは、ブックといわれる厚紙に穴をあけた楽譜を使う自動演奏楽器だそうで、裏側にあるハンドルを手で回して演奏します。
 100年以上前に開発された楽器ですが、オランダでは今でも街角で演奏され、優しい音色を奏でているという話です。

2013年6月16日日曜日

世々親睦なるべし

 
 今年の大河ドラマでは影が薄かったのですが、尊王攘夷運動の引き金にもなった出来事の一つに「日米修好通商条約」があります。 その第一条には、幕府の将軍とアメリカ合衆国は末永く親睦をするとあります。それから時代は移り、途中で戦争もありましたが、ひとまず現在も、日本とアメリカ合衆国の親睦は続いているようですね。
 さて、「日米修好通商条約」締結の立役者であったのは、老中であり佐倉城主であった堀田正睦公でした。そんな縁で、平成20(2008)年6月14日に佐倉城址公園の本丸入口に当時のアメリカ合衆国総領事タウンゼント・ハリス氏の像が建立されました。 これは、条約締結150周年を記念して、佐倉ライオンズクラブから寄贈されたものだそうです。勿論、ハリス氏の隣には堀田正睦公の像も建っています。
 ところで、これより50年前の昭和35(1960)年6月には佐倉小学校で日米修好百年祭記念行事が行われています。当時の市長は堀田正睦公の子孫にあたる堀田正久氏でした。行事には、井伊直弼氏の子孫にあたる井伊直愛彦根市長やアメリカ合衆国大使館からも出席者があったということです。
 話によれば、堀田市長は、自分の先祖の偉業を顕彰することに遠慮があったようです。 もしも、堀田家と直接繋がりのない人が市長だったら、遠慮なく堀田家や佐倉藩や武家屋敷に関する文化財の保護に力を入れて、歴史の街佐倉は、もっと歴史の街になれたかも知れませんね。

2013年6月9日日曜日

菖蒲荘の思い出

  以前にお知らせした市営菖蒲園跡の碑の脇には菖蒲荘という和食レストランがありました。菖蒲園のすぐ脇にあつたのですから、菖蒲荘という名前は分かりやすかったことでしょう。
  メニューの中心はウナギでした。値もはりますので、気軽に個人で食べに行くというよりも、宴会でお世話になることが多かったです。城址公園近くの数少ない食堂だったのですが、残念ながら平成21(2009)年に廃業してしまい、現在その場所には整形外科医院が開業されています。
 ところで、以前にお知らせした城址公園内の菖蒲田ですが、こちらは昭和61(1986)年から整備され、平成11(1999)年の花菖蒲まつりの頃には6,650株が植えられていました。
 なお、以前に菖蒲まつりは平成13年からとお知らせしましたが、最初の開催は平成11年の「花菖蒲まつり」のようです。
 
 

2013年6月2日日曜日

復興の未来と生命照らす水

 
 毎年6月1日から6月7日の一週間は水道週間だそうです。6月で週間というと、虫歯予防デーを絡めた「歯の衛生週間」を思い出します。
 これは、小学校で歯磨きのポスターを描いた記憶もあって、なじみ深いですね。(「歯の衛生週間」は今年から「歯と口の健康週間」に変わるようです。)
 それで、なじみの薄い「水道週間」ですが、実のところ私が生まれる前から開催されているそうで、第1回は昭和34(1959)年に開催され、今年は55回目だそうです。
 趣旨は、水道事業の現状や、より質の高い安全で良質な水を安定的に供給するための課題について理解を深め、今後の水道事業の取組について協力を得るためのものだそうで、この週間に合わせて、全国各地で水道水に関する色々なイベントが開催されています。
 佐倉市の水道部では、毎年この時期に浄水場の見学会を開催することが多いようで、今年は上志津原の志津浄水場見学会を実施するということです。