2014年3月29日土曜日

祝還暦

  今年、佐倉市は市制施行60周年だそうです。人間でいえば還暦です。赤いチャンチャンコを着てお祝いして、今後は隠居入りというところですね。とは言っても、最近は60歳の定年を迎えても退職せず、年金が出るまで働き続けなければならないので、隠居するわけにはいきませんね。
 さて、60年前(1954年)の3月31日に千葉県で12番目の市として発足した佐倉市ですが、市になるには佐倉(さくら)町、臼井(うすい)町、志津(しづ)村、根郷(ねごう)村、和田(わだ)村、弥富(やとみ)村の6町村の合併が必要でした。合併の話は、千葉県からの提案で、最初は志津村でなく、酒々井町が入っていました。しかし、酒々井町は町民の間で合併先を佐倉にするか成田にするか意見が割れてしまい、話がまとまらなかったということです。平成の合併の時もこんな話を聞きましたね。
 さて、6町村が合併した理由は、佐倉町を中心に社会的、経済的、文化的に共同の生活圏を形成しており、佐倉町、臼井町、志津村は高燥な土地で、京葉諸都市への通勤者に適当な住宅地を供給できること、根郷村、和田村、弥富村は、米・麦は勿論、新鮮な野菜や牛乳を供給できるので、合併して総合的な計画のもと衛星都市として発展を図ることだったそうです。まさに、地産地消ですね。
 さて、写真は市制施行とは関係ありません。現在の市役所が建設された頃のものだそうで、♪ズンズン京成♪って聞こえてきそうです。