2011年5月14日土曜日

佐倉城址公園の門

 佐倉城は明治になっても千葉県内で唯一残存を許された城でしたが、明治政府により城内に軍隊が置かれることになると、兵舎建設のため城内の建物は全て取り壊されてしまったということです。それでも運良く、現在まで保存されているものがあります。
 写真の門は、鹿島川よりの御三階駐車場からお堀を越えて佐倉城址公園に入ると見えてきます。門の内側には次のように書かれた額がかけられています。「この門は昔城内にあったものであるが市内の酒造家土井家に下賜され長くその表門として使用された 昭和三十七年城主堀田家の菩提寺である甚大寺がこれを譲り受け保管していたが このたび市に寄付しこの地に復元されたものである 昭和五十八年三月 安城山甚大寺住職小川長顕識」
  この甚大寺というお寺は新町にあって、金比羅様の縁日で知られているお寺です。境内には佐倉城のものと伝えられる一対のシャチホコが置かれています。

ラベル: