2011年4月10日日曜日

佐倉の水道

  東日本大震災で佐倉の水道も被害を受け、断水戸数は20834戸と県民だよりに掲載されていました。私の家では飲料水を多少備蓄していましたが、いつ断水が復旧するのか不安なので、小学校にもらい水に行きました。
  水道が生活基盤として重要であることを考える時に思い起こしますのは、佐倉市の水道の起源となった私営水道のことです。聞いた話ですが、弥勒町の大川徳治氏が近所の井戸に人が落ちた事件をきっかけに、危険な井戸をなくそうと考え、独力で水道管を敷設して、大正13(1924)年から送水を始めたのが最初だそうです。昭和2(1927)年12月には国の認可を得た私営水道となり、昭和31(1956)年11月に発足した市営水道に移管された時の給水戸数は1千戸ほどだったそうです。ちなみに同年10月の佐倉市の世帯数は7048ということです。
  写真は大川徳治氏が創立した「大川水道」さんの倉庫?です。現在は廃業してしまったようで、この場所には分譲住宅が何棟か建てられています。

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