2011年6月12日日曜日

天使の森公園

 大蛇町の端の方に「天使の森公園」という、おしゃれな名前の公園があります。特に華やいだ感じの公園ではなく、ただ広い空き地の奥に写真の彫像が置かれているだけの公園です。公園名には地名に由来するものが多いのに、なぜ天使の森なのか疑問に思う人がいると思います。かつて本町のバス通りには、「天使の森入口」という看板が建っていました。さぞや素晴らしい森があるのだろうと思い、小学生の私は、天使の森に行ってみたいと祖母にせがんでみたところ、そこは焼き場(火葬場)だよ。と教えられました。天使の森とは、まさしく天使がお迎えにきてくださる斎場のことでした。
 佐倉市、習志野市、酒々井町葬祭組合が設立されたのは昭和40(1965)年5月のことで、後に習志野市は脱退し、平成5(1993)年4月からは佐倉市、四街道市、酒々井町葬祭組合となり、斎場が現在地へ移転し「さくら斎場」となったのは平成8(1996)年7月のことです。そして以前の斎場の跡地は「天使の森公園」となりました。ちなみ「天使の森」の名付け親は、寺崎出身の実川市議会議員だそうで、彫像には氏の詠んだ短歌「人の世の道それぞれ違なれど天使の森にねむるやすらぎ」が刻まれているそうです。

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