2011年1月29日土曜日

松の木

 旧堀田家住居(堀田邸)のある「さくら庭園」には、いろいろな樹木が植えられています。桜、ツツジ、サルスベリ、モミジなど四季折々に目を楽しませてくれる樹木のほかに、松が多く植えられています。
 写真の松は、以前にお知らせしました被り松(かぶりまつ)で、枯れてしまったものを平成20(2008)年に復元したものです。 
 堀田邸と松の関係は庭だけではありません。玄関先の衝立にも松が描かれています。来客から見える側には金色の地に紅白の梅と鶴が鮮やかに描かれていますが、屋敷側から見る衝立には、砂浜に立つ一本の松の老木が墨絵で描かれています。ただし、霞を表すのでしょうか、ところどころに金粉が置かれています。
 ところで、佐倉あたりでは松の老木は少ないようで、佐倉市の名木・古木に選定されているものにはスギやスダジイやケヤキなどの樹種が多く、松は臼井の稲荷神社のクロマツだけのようです。

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