2011年2月11日金曜日

羽鳥のロボット塔

 JR佐倉駅から四街道方面に向かって道路を走っていると、深緑の森の上にきれいな青色の巨大な塔が建っているのが目に入ります。中央部がくびれた細長い鼓のような胴体の上には、展望台のようなものが乗っています。この展望台のような頂上部分についている四角い窓が、遠くから見ると、まるでロボットの頭についている目のように見えることから、いつの頃からか「ロボット塔」という愛称で呼ばれるようになりました。
 昭和40年代前半に出現したこの塔は、千葉県企業庁が印旛沼から取水した水を、五井や姉崎や袖ヶ浦などの臨海地域にある石油コンビナート地帯に、工業用水として送るための調圧塔だそうです。塔は鋼鉄性で高さは42メートルあるそうですから、まさしく巨大ロボットの雰囲気があります。
 工業用水は、毎秒5立方メートル、日量401,760立方メートルで31社に供給されているそうです。

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