2011年2月5日土曜日

正岡子規と佐倉

  昨年末に放映されたNHKドラマ「坂の上の雲」の主役の一人に正岡子規がいました。旅行好きだった子規は、佐倉を2度ほど訪れているそうで、佐倉の風景を詠んだ俳句の句碑が市内には二つあります。写真はその内の一つで城址公園にあるものです。「常盤木や冬去れまさる城の跡」冬のきびしい城跡に常緑樹が茂る様子を詠んだものということです。もう一つの句碑「霜枯れの佐倉見上ぐる野道かな」は、高崎川沿いの小沼児童公園にあります。
 句碑はありませんが、子規が詠んだ佐倉の句として「揚雲雀(あげひばり)下に菜ばたけ麦畑」が知られています。この句は「かくれみの」という文集に収録されているそうです。
 ところで、佐倉市役所の敷地に「カクレミノ」という木が植えられています。市役所でカクレミノというと何だか勘ぐってしまいますが、暗に子規と佐倉の関係を示しているものなのでしょうか。

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