2013年2月3日日曜日

忠霊塔

  市役所が建っている所は、元陸軍墓地だったそうです。それだからでしょうか、庁舎の奥にある海隣寺の墓地の脇に、忠霊塔が建てられています。説明書きによれば、過去の戦争による戦没者の遺品・遺骨が安置されているということです。
 忠霊塔は遺族会の方々が管理され、普段は出入りができませんが、春と秋のお彼岸と8月15日には開錠されて、お参りができます。
 私の祖母の親類もこの中に納められているということで、祖母が若い頃、私も連れられて中に入った記憶がありますが、既に祖母も他界し、詳しいことは分からなくなってしまいました。今になって、とても申し訳ない気がします。
  忠霊塔は、丸みを帯びた2枚の三角形が掌を合わせるような形の屋根をしています。この形を造るのが難しく、京都から宮大工を招いたという話を聞きました。
 ちなみに、忠霊塔が完成したのは昭和45(1970)年2月5日ということです。