2013年1月14日月曜日

400年・刻を越えて

 最近、市内の各所に妖怪が出没しているそうです。この物の怪は、佐倉城の書院の戸板に描かれていた子供で、夜な夜な絵から抜け出して、城内で遊んでいたということですが、お城が取り壊されてからは、その地で眠っていました。平成22(2010)年1月に何故か佐倉城築城400年を記念して目覚めたという設定だそうです。そんなわけで、この物の怪はおかっぱ髪の少女の姿ですが、年齢は400歳ということだそうです。
 さて、この設定の元になっている佐倉城の築城は、「土井利勝」が慶長15(1610)年に佐倉の領主になり、翌年からお城の建造を始め、元和3(1617)年頃に完成したということです。
  弥勒町ある松林寺は、初代城主「土井利勝」縁のお寺で、父母と奥様の供養塔(宝篋院塔)が建てられています。写真の中央の塔が母、左が父、右が奥様のものだそうです。この供養塔は昭和52(1977)年1月19日に佐倉市の文化財に指定されています。