2012年10月7日日曜日

行商列車

  今から7~8年前まででしょうか、私の家にも時折野菜を売りに行商のおばさんが来ることがありました。
  背中に段ボール箱を三つ四つ重ねて背負い、手には笊のような籠を持っていました。野菜はきゅうりや枝豆やほうれんそうといったものだったように記憶しています。
 この行商スタイルですが、有名なのは京成電車での行商列車ではないでしょうか。
  以前には、京成佐倉駅始発の行商専用車両が3両編成で運転されていたそうですが、現在は写真のとおり、最後尾の車両だけになっています。
  この行商列車の歴史は戦前までさかのぼれるそうですが、最盛期は昭和30年代だったようです。
 ちなみに行商する人たちの組合があり、荷物の大きさや重さを決めて、黒や紺色の風呂敷で包むという約束があったそうです。この黒や紺色からカラス部隊と呼ばれていたという話を聞いたことがあります。