2011年7月10日日曜日

順天堂前の和風電話ボックス

 江戸時代にタイムスリップした脳外科医が、時の運行に抗いながら最先端の医療を施すというドラマが人気を得ていました。
 ドラマではなく史実として、幕末の日本で最先端医療であったオランダ医学の塾兼診療所として「佐倉順天堂」は有名だったそうです。現在は残された建物を活用して記念館になっていますが、その隣では縁の方が今も佐倉順天堂医院を開院されています。
  写真は、記念館の入口付近で順天堂医院の脇にある電話ボックスです。もともと一般的な電話ボックスがあった場所ですが、佐倉順天堂(記念館)の建物を修復、保存する際に、周囲の景観とマッチするようにと、電話局が屋根の形状や色合いを変えてくれたそうです。
  このような景観配慮型の電話ボックスは、市内の他にも設置されていましたが、携帯電話の普及からでしょうか、今では撤去されてしまったところが多いようです。この和風電話ボックスが設置されたのは昭和58(1983)年8月のことでした。

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