2013年4月14日日曜日

デ・リーフデ

 チューリップまつりでお馴染みの、佐倉ふるさと広場のシンボル的存在の風車は、平成6(1994)年4月8日に竣工披露式が行われました。
 この風車は、本国オランダでは水汲み用に使われるもので、地上に直接設置されるグランドセイラーという種類ということだそうです。羽根の直径は27.5メートルもあり、動力部分はオランダで製造され、オランダ人技師により建設された本格的なものだそうです。動力も風力だけが頼りですので、風の弱い日は回らないし、風向きによってはそっぽを向いてしまいます。
 こんな本格的な水汲み用風車ですが、残念ながら水を汲んでいないのが玉に瑕ですね。
 さて、この風車には「デ・リーフデ」という名前が付いています(最近は「リーフデ」と短く呼んでるようです)が、この「デ・リーフデ」というのは、慶長5(1600)年に大分県臼杵市の海岸に漂着したオランダ船「デ・リーフデ号」にちなんだものだそうです。この船の乗組員のウィリアム・アダムスとヤン・ヨーステンが徳川家康に仕えたという話が教科書に載っていましたね。