2012年10月28日日曜日

橡の木は残った

  鏑木の麻賀多神社の脇にある佐倉市立佐倉幼稚園は意外と歴史のある幼稚園です。
 聞くところによれば、明治21(1888)年に尋常小学校内に5歳以上の幼児のための学科として設置されたのが起源だそうですが、大正2(1913)年10月29日に佐倉尋常高等小学校附属幼稚園として開園した日を創立記念日としているそうです。
 佐倉幼稚園というと、園庭の橡(トチ)の木を思い出す人が多いと思います。私もこの木を囲む木杭から落ちないようにして遊んだ記憶があります。ところで、この木は明治時代に佐倉町の町長が寄贈したという話があるようで、そうすると樹齢は100年以上となりますね。それから、佐倉幼稚園自体も来年は100周年を迎えることになりますね。私が1年間暮らした木造の園舎は平成2(1990)年に取り壊されてしまいましたが、この橡の木を見る度に、優しかった先生を思い出します。