2013年5月12日日曜日

創業明治41年

 佐倉市坂戸にある「DIC川村記念美術館」は、大日本インキ株式会社(2008年4月からDIC株式会社に社名変更されました。)が関連グループ会社とともに収集した美術品を公開するために建設し、平成2(1990)年5月2日に開館しました。 
  当初は、市街地から離れていることもあって、来館者は年に数万人程度と見込んでいたようですが、平成9(1997)年5月17日には入館者が早くも80万人を超え、毎年10万人以上が訪れる、とてもファンの多い美術館となりました。
  入館者の増加と展示内容の充実から、展示スペースが手狭という問題が生じたそうですが、そこでDIC株式会社では、創業100年記念事業として、美術館を増築され、平成20(2008)年にリニューアルオープンとなりました。
 この増改築でマーク・ロスコとバーネット・ニューマンの常設展示場が新設され、2階の展示スペースも拡大されました。
  私は、この美術館を訪れる度に、ロスコの部屋で深く内省した後、ニューマンの明るい光に包まれて小さな希望を見つけるということを毎回繰り返しているような次第です。