2011年10月8日土曜日

坂戸の大銀杏

 坂戸の西福寺(さいふくじ)境内にある銀杏は、昭和49(1974)年10月15日に市文化財(天然記念物)に指定されています。
 指定当時の樹高は23メートル、根周り13メートル、幹周りは7.4メートルで、樹齢は千年余ということでしたが、西福寺の開基は1368~1375年頃で、その頃にこの銀杏も植えられたものと推測されるようです。それにしても六百年以上の樹齢になるわけですからたいしたものです。それに付近には並び立つ樹木もないので、とても大きく立派に見えます。
 ところで、9月21日に東日本を縦断し首都圏を直撃した台風15号の大風を受けて、この銀杏の大きな枝が折れてしまったそうです。文化財指定当時は、樹勢旺盛ということでしたが、最近の地球温暖化や異常気象の影響で、樹木にも疲労が蓄積して、弱っているのかも知れませんね。

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